社内ニートの日常

元化粧品会社研究員、現社内ニート。

【自称敏感肌?】敏感肌に明確な定義はありません。

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こんにちは!元化粧品会社研究員のしじみです!



あなたは「敏感肌」ですか?


実は自分は敏感肌だと思っている人の半分以上が「自称敏感肌」だと言われています。


「自称敏感肌」ってなんだか嫌な感じの言葉ですよね・・・


でも決して悪い意味ではないのです。


皮膚科学的には「敏感肌」には明確な定義はありません。


一般的には、多くの人は刺激を感じないもの(化粧品や紫外線など)に対して敏感に反応し、チクチク感・ヒリヒリ感・赤みが出るなどの症状が出る状態を敏感肌と呼ぶことが多いようです。


バリア機能の低下により皮脂が少なく乾燥しやすい状態になっていたり、
アレルギーなど遺伝的な体質が原因となっていることも多いようです。


しかしその中で、季節の変わり目やストレス・体調不良等で、一時的に肌の調子が悪くなったり化粧品が合わないと感じる人は、正確には敏感肌ではなく、「自称敏感肌」というカテゴリーに入ります。





日本人女性は虚弱であることを誇りに思う部分があるため、化粧品を買いに行ったとき、美容部員さんに「お肌弱いですね」「少し敏感なのかもしれませんね」と言われると困っている反面、無意識的に嬉しく思ったりするそうです。

(そういう傾向があるだけで全員がそうだとは言えませんけどね!)


その結果「私、敏感肌なんだ!!」という考えに至る人もいるのです。


このような女性達の心理を上手く取り入れたのが”敏感肌用の化粧品”なのです。

実際に人気商品であったりするので、優秀な化粧品も多いのでしょうね!

特徴としては、保湿機能や刺激の少なさを謳っていたり、お手入れ方法の紹介もされていたりします。



有名商品としては、以下のものがありますね。


資生堂:dプログラム 「季節や生活の変わり目にくり返す「ときどき敏感肌」から、なりたい肌へ。」


花王:キュレル 「乾燥性敏感肌の悩みに「セラミドケア」で応えるスキンケアブランド。」


ノエビア:Nov 「シンプル&ピュアな処方でとても敏感なお肌をまもる低刺激性スキンケア」


化粧品が合わなかったり、刺激を感じやすくて悩んでいる人ももしかしたら、一時的に何かの原因で不調になっているだけで本当は健康な肌を持っているのかもしれません。

そう考えると少し前向きな気分になってくるかもしれないですよ^^



ちなみに、私は敏感肌ではないのでたいていの化粧品は使用しても問題ないのですが、

敏感肌向けの化粧品は、敏感肌の人でも本当に刺激を感じないのでしょうか?

情報お待ちしております^^



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○○パウダーは全成分表示を見てもわかりません

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こんにちは!元化粧品会社研究員のしじみです。



化粧品って○○パウダー配合!とか△△成分配合!ってよく書いてありますよね。

「それらが全成分表示の中のどれに該当するのだろう・・・」と思ったことはありませんか?


該当する全成分表示の名称を明記してあるものもありますが、書いていないものもありますよね。

特にパウダー系に多い気がします。


例えばパウダーファンデーションに「さらさらパウダー」「しっとりパウダー」配合!
と書かれているとしましょう。

この「さらさらパウダー」「しっとりパウダー」は、全成分表示の中のどれに該当するかはわかりません。


なぜかというと、全成分表示の成分=配合している原料の種類ではないからです。

配合している原料中の成分を全成分表示のルールに従って分類し記載しているのです。



例えば「さらさらパウダー」は成分①成分②の混合物、
   「しっとりパウダー」は成分②成分③の混合物であるとします。

その場合、全成分表示には成分①成分②成分③が記載されます。

成分②は「さらさらパウダー」と「しっとりパウダー」両方に含まれていますが、全成分表示では一つの成分としてまとめられて記載されます。

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全成分表示中の成分は複数の原料に含まれる量の合計だったり、一つの原料が二つの成分名に分かれたりします。


○○パウダーなどの機能性原料は複数の粉を混ぜ合わせたりくっつけている場合が多く、

さらに着色剤の成分が重なっている事が多いため、「全成分表示の中のこれ!」ということはわかりません。
(予想はできるかもしれませんが)


化粧品の全成分表示というのは、あくまでも情報の一部であり、

違う化学構造を持つ物質が同じ成分として表示されることもあります。






こんな話興味ある人いないかもしれませんね。笑

まだブログ初心者なので探り探り色々とやっていこうと思います。

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石けんと界面活性剤の違い

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こんにちは!元化粧品会社研究員のしじみ@shijimiol)です!



前回は界面活性剤のお話でした。

shijimiblog.hatenablog.com



今回は「石けん」のお話です。

石けんと言えば、白い固形のモノをイメージしますよね!


実は石けんも界面活性剤の一種なんです。


「石けん」は、高級脂肪酸に金属イオン(カリウムorナトリウム)がくっついたものです。
(高級脂肪酸=炭素数6以上のカルボン酸)



炭素鎖の部分は親油性(油になじみやすい)でカルボキシ基部分は親水性(水になじみやすい)です。

1つの分子の中に、親油性と親水性の部分を持っているので、混じり合わないものを混ぜ合わせるのに役に立ち、汚れを落とす洗浄の働きをするのです。



家庭用品品質表示法による分類では、界面活性剤は「石けん」「それ以外」に分けられます。

石けんではない「それ以外」を合成界面活性剤と言います。
※どちらも固形・粉・液体のものがあるので、商品の形で判断することはできません。

性質は以下の通りです。

【石けん】・・・製造方法がシンプルであり、薄まると界面活性作用を失う。

【合成界面活性】・・・汚れを落とすなどの機能性が非常に高く、長時間安定した働きをする。





では、化粧品の石けんとしてのメリットとデメリットはなんでしょうか?

【メリット】
 ○安心感・・・昔から使われてきた実績がある。

 ○環境に優しい?・・・固形石けんは包装がペーパーでできている。水に分解しやすい。

【デメリット】
 ○乾燥しやすい・・・肌は弱酸性なので、pH値が低いほうが肌への刺激が少ないと言われている。しかし、石けんは洗顔フォームよりpH値が高く、肌を乾燥させるものもある。

 ○石けん自体が汚れやすい・・・濡れやすい所に置くとベタベタになったり、水道水の金属イオンと反応し石けんカスとなる。濡れた状態では雑菌がつきやすい。




石けんは界面活性剤の一部ではありますが、合成界面活性剤とは異なる性質を持ちます。

それぞれの特性を活かし、化粧品や日用品に使用されています。


合成界面活性剤を使用した一般的な化粧品に対して、石けんシャンプー石けん洗顔などがありますが

自分で使用してみると上記のメリット・デメリット以外にも使い心地の差を感じられると思います!

極論かもしれませんが、使い心地というのは自分で使わなければわかりません!
他人の感想も参考になりますが、最終的には自分が使って良いと感じるかどうかです。


両者の違いを理解した上で楽しく化粧品を選びましょう!

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【 界面活性剤とは 】化粧品の基本骨格を知っていますか?

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こんにちは!元化粧品会社研究員のしじみ@shijimiol)です!

今日は界面活性剤についてのお話です。


界面活性剤は肌に悪いというような内容を至るところで目にしますよね。

本当の所どうなのでしょうか?そもそも界面活性剤とはなんでしょうか?

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化粧水、乳液、クリーム、などの基礎化粧品は主にから出来ています。
ここでいう水とは水に溶ける成分(親水性成分)であり、油とは水に溶けない成分(疎水性成分)です。

実際には親水性成分・疎水性成分の2択できっちり分かれるのではく、成分によってその親水性・疎水性の強さは様々です。


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安定な(分離しない)化粧品を作るためには、溶け合わない水と油を混ぜ合わせて乳化しなければなりません。

この乳化技術を化粧品会社の研究員は日々研究していたりするわけですが、その時に使われるのが界面活性剤なのです。

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界面活性剤は一つの分子の中に親水部分と疎水部分を持つ成分のことです。
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親水性部分を外側に、疎水性部分を内側に向けて油滴を包み込めば、細かい油の粒が水の中に分散している状態となり、この現象を乳化と言います。

乳化する力はものによって様々で、界面活性剤とはっきりいえるものもあれば、場合によって界面活性剤として使う、なんてグレーゾーンなものもあります。


強い界面活性剤は洗剤として使われます。

化粧品に配合できないような強い界面活性剤が台所洗剤に使われたり、さらに強い界面活性剤が直接皮膚に触れる機会のない洗濯洗剤に使われていたりします。

洗濯洗剤を触ったあとに手がカサカサになったり、食器洗いで手が荒れることはありますよね?

それは汚れを落とすために、化粧品には配合できないような強い界面活性剤が多量に含まれているからです。

界面活性剤は皮膚上の皮脂を洗い流しずぎてしまうことがあります。そのイメージが強いためにマイナスな印象が持たれているのではないでしょうか。


乾燥しやすい季節にオイルクレンジングや洗顔のしすぎで肌が乾燥する事がありますが、皮脂を必要以上に洗い流ししてしまうと乾燥の原因になります。

商品によってメイクを落とす力や皮脂を 洗い流す力は違うので、自身の肌に合った物を選ぶと良いと思います。
(なかなかそれが見つからなくて困るんですけどねぇ~)




界面活性剤の中でも安全性の面から、化粧品に配合しても良い種類や配合量は決められているので、基本的にはこの界面活性剤が入っているから危険だ!とは言い切れません。

必要だから、ルールを守って必要な量だけ入っています。

自然界にも界面活性力を持つ物質は存在しますし、アイスクリームマヨネーズなどの身近な食べ物にも界面活性剤による乳化技術が使われています。

広い意味では石けんも界面活性剤の1種であると言えます。


ちなみに・・本屋さんで売っている本でも身近な物に利用される乳化技術について勉強できます。

界面活性剤と一言で良っても色々な種類があって、商品によって使い分けられています。

↓この本は読みやすい内容ですし、食品、医薬品など「こんなところにも使われているんだ!」という発見があり、なかなか面白かったです!




「界面活性剤=悪!怖い物!」という思い込みで判断するのではなく、

化粧品の基本骨格や界面活性剤の役割を知ることで、新しい視点で化粧品を選ぶ事ができるはずです!!




次回は意外と知らない「石けん」とは何かについて紹介する予定です^^


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ホットヨガに通ったら身体に合わず半年で退会した話。

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FineGraphicsさんによる写真ACからの写真


こんにちは!元化粧品会社研究員のしじみです!

今日は化粧品の話ではなく、ホットヨガの体験談です。

ホットヨガは室温39度前後、湿度60%前後に保たれた室内で行うヨガです。



半年前、日頃事務職で座りっぱなしということもあり、運動不足解消のため以前から興味のあったホットヨガに行ってみました。

身体がめちゃくちゃかたいので、初心者コースでもついていけるか不安でした。

しかし、蒸し暑いスタジオでヨガをやってたくさん汗をかくのが気持ちよくて、続けてみよう!と思い月4回のコースを契約しました。



そして、通い初めて3回目くらいから ・・・あれ?

ホットヨガに行った日の夜に熱が出るようになりました。


レッスン中や直後はなんともありません。家に帰ってからしばらくすると身体の節々が痛くなり熱が出るのです。


最初は風邪かと思いました。でも何度かそういうことがあり、

え!これは偶然じゃない、ホットヨガのせいだ!と気づきました。




試しにググってみました、ホットヨガ 熱が出る」って。


そしたら同じような経験をした人がいるみたいで、どうやら好転反応というものだったらしいです。


好転反応は、身体が良い方向に変化していく段階で出る一時的な体調不良だそうで、

ホットヨガの場合、急激に血行がよくなり体内に溜まっていた毒素や老廃物が一気に排出に向かうため発熱や倦怠感、下痢などの症状が現れることがあるという。


さらに一部の記事には、薬や添加物をたくさん摂ってきた人はそれだけ毒素が溜まっているので排出するのに時間がかかるとか。


えぇーーーなにそのポジティブな考え方!?って思いました・・・

こっちは毎回熱が出てつらいのに逆に良いことですみたいな言い方。

そして薬や添加物の毒素という非常にざっくりとした曖昧な表記。
そういうスピリチュアルなやつじゃなくて、医学的&化学的理由が知りたかったのだが・・・


ま、まあ始めたばかりだし、慣れれば大丈夫かもしれないと思いもう少し頑張ろうと思い続けました。


インストラクターさんにも相談して、アドバイスを貰いました。

 ○喉が渇いたと感じなくても水分をたくさん摂ること
 ○無理はしないこと
 ○レッスン後に首筋などを冷やすこと
 ○栄養バランスのとれた食事をすること

これらのことを実践してみたところ、38℃以上出ていた熱が37℃台になりました

あと、スタジオの中の涼しい場所(換気扇の下とか)でレッスンを受けた日は熱が出ない時もありました。


だがしかし!
少しだけ改善されたとは言え、ホットヨガに行くたびに熱が出ていたらせっかくの休日もムダになってしまいます…


他のインストラクターさんにも相談してみたんですが、

「たまにいるんですよねーそういうお客様。
 私はそういう症状なったことないのでうまく答えられないんですけど、、」

って困ってました。


そして、半年通いましたが、熱は治らず退会することにしました。


後で色々と調べたんですが、ホットヨガって基本的には体に良いものなんですが、やはり合わない人もいるみたいです。

そういう人は無理に続けない方が良いみたいです。


私は昔から人より汗が出にくいんですが、ホットヨガ中も顔だけはほとんど汗が出ていませんでした。
(体はさすがに汗だくですが。)

水分をたくさん摂ってもすぐにトイレに行きたくなるだけでした。

そんな体質が故に熱を発散できず、軽度の熱中症みたいな感じになっていたんじゃないかと考察しました。



一年契約だったので違約金を払い辞めました。
たとえ体に合わないという理由でも医師の診断書がないと違約金が要るらしいです。

まあそりゃそうですよね、本当か嘘かわからないですから。

でも「ホットヨガ行ったあとに熱が出るんですー」って何科に行くのが正解だったんだろうか?

診断書に書けない不調だってあるだろうに。


同じような経験をした人もいるのではないでしょうか。

ホットヨガで熱が出る人!無理に続けない方が良いかもしれませんよ!

そしてホットヨガ始めたい人!何回かやってみて契約することをオススメします!体験で色んなスタジオ周るとかね!


そしてまた運動不足の日々です。



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【ケミカル】消費者が嫌いな言葉・好きな言葉【石油系】

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こんにちは!元化粧品会社研究員のしじみです!

 

 化粧品というのは多くの女性にとって生活必需品であり嗜好品でもあります。

 
そんな微妙な立ち位置の化粧品は、消費者から色々なイメージを持たれます。

 

SNSで見かけて、それっぽい理由が書いてあったから

よく知らないけどなんとなくこんなイメージを持っていませんか?

 

 【ケミカル】【石油系】【エタノール】【合成】→ なんか悪そう!

 【天然由来】【無添加】【ミネラルオイル】【ワセリン】→ なんか良さそう!

 

 

 でも、ミネラルオイルもワセリンも石油を加工して出来た物ですよね。

 
屁理屈かもしれませんが、石油も天然から出来た物じゃないのか?と思ってしまいます。

 

しかも、自然界にはおいしくて栄養満点の植物もあれば、

毒があったり触るとかぶれたりアレルギー症状を起こす植物もあります。


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天然由来=安全とは限りません。
 

いやむしろ天然物には不純物が多く含まれていることもあります。

 

「化学合成成分が入っているから危険!」

  とか

「添加物が入っているから良くない!」

  とか

 

研究員を経験した身からすると、一体何に怯えているのだろう・・

化学合成成分とか添加物ってざっくりしすぎでしょ!

 

と思ってしまいます。

 

 

あまり正体を知らなかったり詳しくないものへの恐怖心とか不信感なのでしょか。

 

人工的に作られた合成品でも天然由来物質でも化粧品として良くない成分も良い成分もあります。

 

だから、そこで分類しなくても良いのではないかと思います。

 (個人的な感情が入ってしまいましたね、すみません。)

 

 

前にも書きましたが、化粧品には配合して良い成分の種類や配合量が決められています。

 

まともな化粧品会社なら、自分たちが楽して儲けるためにわざと危険な成分を選んだり、過剰に配合したりしません。

いくつもの安全性試験を突破した物だけが商品となり店頭に並ぶのです。

 

(ただし、人間には個人差があるのでどうしても刺激を感じやすい人もいます。)

 

石油系だから危険、天然由来だから安全とは一概には言い切れません。

 

「○○フリー」「自然派!」「○○高配合」と謳った化粧品の存在によって、それ以外の化粧品が悪いものに見えてしまうかもしれません。

 

しかしそういった謳い文句はそれぞれの化粧品の特徴(個性)を表す言葉なのです。

 

 

 様々な商品の謳い文句を見かけたとき、

「あぁ、これは競合他社と差別化を図るための戦略かもしれないな」と少し冷静になれば、

多すぎる情報に惑わされずに済むかもしれませんね。

 

その上で好きな化粧品を選んだ方が楽しいと思いませんか?

【シリコ-ンは悪?】化粧品におけるイメージの重要性

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こんにちは!元化粧品会社研究員のしじみです!


いきなりですが、化粧品って商品イメージがすごく重要なんですよ。



「いや、私はそんな曖昧なものよりも効果のある物を選びます。」


そう思っている人も無意識のうちにイメージに影響されているかもしれません。

過去の記事でも言いましたが、化粧品は治療目的ではないので医薬品のような顕著な効果は期待できません。


shijimiblog.hatenablog.com



化粧品は、継続的に使用することで心身を健やかに保つためのものです。

副作用がない代わりに効果は緩やかです。

しかしそんなことをバカ正直に言って化粧品を売っても消費者の心には響きませんよね。

かと言って誇張した効果を謳ったり、嘘を言ってもいけません。

化粧品には、事実であれば表示できる効能効果がの範囲が薬機法(旧薬事法)で決められています。

(たまに、そこまで言っちゃっていいの?と思うような化粧品の広告もありますが・・・)

○嘘をつかずに
○法律を守りつつ
○商品の魅力を最大限に引き出し消費者の心を引くような

化粧品の売り文句がとても重要なのです。



そこで、各化粧品会社は様々なキャッチコピーや売り文句を考えるのです。

そして、それらの売り文句によって化粧品の良い印象も悪い印象も形成されていきます。




皮膚トラブルをおこしてしまった化粧品は、商品として問題があったわけですから悪いものとしてみられて当然ですよね。

しかし、そのような事実がなくても世の中には消費者によって作られたイメージでいっぱいなんです。




ノンシリコーンシャンプーを例に説明していきます。

(一般的にはシリコンと表記されることもありますが、正確にはシリコーンです)

今やドラッグストアにも多く取りそろえているノンシリコーンシャンプー。

シリコーンを配合していないシャンプーの総称ですが、そもそもシリコーンとは何か知っていますか?

シリコーンとはシロキサン結合を持つ高分子化合物の総称です。

ja.wikipedia.org


全成分表示名称中の、「メチコン」「シロキ」「シリル」「シラン」が含まれている成分はシリコーンの一種です。


シリコーンは撥水性が強く、油のようなべたつきがなく非常にさらさらとした触り心地であるものが多いです。

シャンプーに配合することにより、きしみの少ないさらさらな仕上がりにする効果があります。



そんな効果のあるシリコーンなんですが、なぜか悪いイメージがついてしまっているところがあるますよね?原因はなんだと思いますか?

その原因はノンシリコーンシャンプーの存在です。

シリコーンが入っていない特別なシャンプーですよ!」

と謳う商品が売られたため、

「じゃあシリコーンが入っているシャンプーは悪いんだ!」
シリコーンは悪いものだ!」

というイメージが出来たのです。


数多くのシャンプーがある中で他社とは違う特徴を売りにしたシャンプーを売りたいという化粧品会社が差別化を図ろうとした結果です。

このように化粧品会社はシリコーンは悪い成分だとは言っていなくても、消費者には悪い成分のように見えノンシリコーンシャンプーが広まっていったのです。

実際には、シリコーン配合シャンプーでもノンシリコーンシャンプーでも、個人の好みに合わせて選んで使用すれば良いんですよ。

私は、成分はあまり気にせず使い心地や香りの良いシャンプーを選んじゃいます。(香り大事!)

人の髪質や洗い方って、個人差ありますからね、最終的には自分が納得できるかだと思います。

ちなみに個人的に好きなシャンプーはこちら↓↓

(庶民派ですみません(笑)結局使い続けるなら価格的にもこのあたりになっちゃいます。)



シリコーンだけではなく、世の中には界面活性剤フリー、パラベンフリー、有機顔料フリーなどと謳っている化粧品も見かけますよね。

これもそんな戦略の一つなのではないでしょうか?
(開発担当者でなければ本当の意図は分かりませんが)


基本的に肌に害を及ぼす量は配合できません。



ただし、食べ物にアレルギーがあるようにすべての人に無害となるのは正直言って難しいです。

例えば卵、小麦粉、えびアレルギーの人って割といますよね?

でもアレルギーではない人にとっては無害、いやむしろ栄養となるいいものです。

水アレルギーの人だって存在するくらいですからね。


化粧品を正しく理解し、その中で自分に合う(好きな)化粧品を選択すれば良いのです。

ネットや雑誌などにあふれかえる噂にあまり流されないようにしましょう。

自称美容研究家さんがたくさんいますからね^^

私はあくまで化粧品の技術的な紹介をしているので、なるべく偏ったことは言わないように心がけています(これでも一応。。。)






このように、化粧品はイメージによってかなり人気が左右されます。

効果の高い化粧品、使い心地の良い化粧品であっても売り出し方によっては不人気商品となってしまうことがあるのです。


逆に言えば、あまり話題にならないような地味な商品でも、自分に合う化粧品・好きな化粧品かもしれないということです。

こんなこと言うとさらに化粧品の選択肢が増えてしまいますね・・・

でも、身近に売っているリーズナブルな化粧品が自分には合う可能性もあるってことなんですよ!!






・・・と色々と書きましたが、

やはり高級シャンプーって憧れですよねぇ~

庶民派の私ですが、本当は使ってみたいんですよねー!



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