社内ニートの日常

元化粧品会社研究員、現社内ニート。

【ケミカル】消費者が嫌いな言葉・好きな言葉【石油系】

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こんにちは!元化粧品会社研究員のしじみです!

 

 化粧品というのは多くの女性にとって生活必需品であり嗜好品でもあります。

 
そんな微妙な立ち位置の化粧品は、消費者から色々なイメージを持たれます。

 

SNSで見かけて、それっぽい理由が書いてあったから

よく知らないけどなんとなくこんなイメージを持っていませんか?

 

 【ケミカル】【石油系】【エタノール】【合成】→ なんか悪そう!

 【天然由来】【無添加】【ミネラルオイル】【ワセリン】→ なんか良さそう!

 

 

 でも、ミネラルオイルもワセリンも石油を加工して出来た物ですよね。

 
屁理屈かもしれませんが、石油も天然から出来た物じゃないのか?と思ってしまいます。

 

しかも、自然界にはおいしくて栄養満点の植物もあれば、

毒があったり触るとかぶれたりアレルギー症状を起こす植物もあります。


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天然由来=安全とは限りません。
 

いやむしろ天然物には不純物が多く含まれていることもあります。

 

「化学合成成分が入っているから危険!」

  とか

「添加物が入っているから良くない!」

  とか

 

研究員を経験した身からすると、一体何に怯えているのだろう・・

化学合成成分とか添加物ってざっくりしすぎでしょ!

 

と思ってしまいます。

 

 

あまり正体を知らなかったり詳しくないものへの恐怖心とか不信感なのでしょか。

 

人工的に作られた合成品でも天然由来物質でも化粧品として良くない成分も良い成分もあります。

 

だから、そこで分類しなくても良いのではないかと思います。

 (個人的な感情が入ってしまいましたね、すみません。)

 

 

前にも書きましたが、化粧品には配合して良い成分の種類や配合量が決められています。

 

まともな化粧品会社なら、自分たちが楽して儲けるためにわざと危険な成分を選んだり、過剰に配合したりしません。

いくつもの安全性試験を突破した物だけが商品となり店頭に並ぶのです。

 

(ただし、人間には個人差があるのでどうしても刺激を感じやすい人もいます。)

 

石油系だから危険、天然由来だから安全とは一概には言い切れません。

 

「○○フリー」「自然派!」「○○高配合」と謳った化粧品の存在によって、それ以外の化粧品が悪いものに見えてしまうかもしれません。

 

しかしそういった謳い文句はそれぞれの化粧品の特徴(個性)を表す言葉なのです。

 

 

 様々な商品の謳い文句を見かけたとき、

「あぁ、これは競合他社と差別化を図るための戦略かもしれないな」と少し冷静になれば、

多すぎる情報に惑わされずに済むかもしれませんね。

 

その上で好きな化粧品を選んだ方が楽しいと思いませんか?