社内ニートの日常

元化粧品会社研究員、現社内ニート。

【乾式・湿式】パウダーファンデーションは大きく分けて2種類あります。

こんにちは!元化粧品会社研究員のしじみ@shijimiol)です!

今日はパウダーファンデーションの種類について紹介します。

パウダーファンデーションは製造方法によって2種類に分けられます。


目次


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2つの製造方法

①乾式製法
 
ファンデーションの元となる粉に少量の油を加え、中皿に充填してプレスして固める製法。

プレス型の形によって表面に立体的な装飾をつけることができる。


②湿式製法
 
粉に水や溶媒を混ぜ合わせ、ドロドロの状態(スラリーと呼びます)にしたものを中皿に充填し、プレスしながら水や溶媒を吸い取った後乾燥させる製法。
 
工程が複雑だが、複数の色で細かい模様を作る事ができる。

 

ファンデーションとしての違い

乾式製法のファンデーション
・やや硬め
・カバー力高め


湿式製法のファンデーション
・ソフトで軽い使用感
・しっとりした感触
・カバー力は弱めでナチュラ


見分け方

湿式製法では水や溶媒を加えてプレスしますが、最終的には蒸発させるので、水や溶媒は全成分表示には記載されません

なので全成分表示から特定することはできません。

また、製法によって使用感の違いはありますが、商品による違いも大きいので予想することしかできません。

はい、つまり正確なことはわからないということです。


しかし、湿式製法の場合は、製法自体を商品のアピールポイントにしている場合があります。


湿式製法の商品例

どちらも「湿式製法」とは言っていませんが、図を見ると湿式製法だと分かります。


アルビオン スウィート モイスチュア シフォン】

・セット価格 ¥5,000(税抜)
・SPF22 PA++

ふんわり、やわらかに魅せる。リキッド生まれのパウダーファンデーション。
しっとりとやわらかな感触で、肌にとけこむようにのびひろがりフィット。


アルビオン スノー ホワイト シフォン】

・セット価格 ¥5,000(税抜)
・SPF25 PA++

粉雪みたいなパウダーファンデーション。
キメ細かくなめらかな美しい仕上がりが続く。




ひみつはは「リキッドドライ製法」!!

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https://www.albion.co.jp/this_is_albion/chiffon/


【マキアージュ ドラマティックパウダリー UV 】

・セット価格 ¥4,000(税抜)
・SPF25・PA+++

毛穴も、色ムラも一瞬でカバーするのに、透明感までも高め、どこから見ても美しい、まるで“キレイな素肌”のしあがりへ。

美容液水とパウダーをムース状にして生まれた「ムースプレス製法」
一般的な製法※のパウダリーファンデーションは、オイルとパウダーを混ぜた後にプレスして製造しますが、「ドラマティックパウダリー UV」では、新製法の「ムースプレス製法」を採用しました。美容液水とパウダーを混ぜ、空気とパウダーが混ざった軽いムース状にしたものを時間をかけてプレス・乾燥させています。ファンデーションをスポンジに取る際、一般的な製法では粉と粉がくっついてほぐれにくいのに対し、「ムースプレス製法」は、美容液成分と空気をたっぷり含んだ軽いパウダーを軽い力でスポンジにとることができ、ふわっと肌にとけこむようにフィットします。

※乾式製法
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https://www.shiseidogroup.jp/releimg/2379-j.pdf?rt_pr=tr250




最近では、独自の湿式製法をを開発し、商品のアピールポイントにしている場合が多いですね。


どちらの製法のファンデーションが良い!というのは特にありませんが、


○商品特徴やアピールポイントに合わせて様々な作り方をしています。

○全成分表示にでは分からない違いもあります。

○でも消費者にとっては使用感や効果、価格が大事であって作り方はどうでもいいですよね(笑)!


という紹介でした!


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