社内ニートの日常

元化粧品会社研究員、現社内ニート。

プチプラ化粧品とデパコス化粧品はどちらが良いのか

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こんにちは!元化粧品会社研究員のしじみ@shijimiol)です!

 

 

世の中には、数百円から数万円まで幅広い価格の化粧品があります。

 

その違いって何?

結局どっちが良いの?

そんな疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?

 

今日は私が化粧品会社で研究員として働いて感じた、プチプラ化粧品とデパコス化粧品の違いについて説明します。

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プチプラ化粧品とデパコス化粧品の違い

ブランド

プチプラ化粧品とデパコス化粧品の一番の違いは「ブランド」です。

高級感がコンセプトの化粧品は、高級感のある容器のデザインや香り、使用感になるように作られています。そして、高価格であることも高級品というイメージを作り上げる要素の一つのです。つまり、高級感を出すために高めの価格設定がされているのです。

宣伝費

デパコス化粧品は、多額の宣伝費がかけられています。多くの人に知って貰い、良いイメージをつけるため、有名女優を起用してCMを放送したり、雑誌に掲載したりするのです。

研究費

デパコス化粧品は特定の悩みに特化した効果を謳ったり、特別な成分を配合していたり、独自の技術が使われています。化粧水に配合する成分の研究や、商品訴求となる皮膚科学の研究に多くの費用をかけています。

 人件費

デパートの化粧品売り場には、化粧品の良さや正しい使用方法を伝えるために、美容部員がいますよね。彼女たちは仕事として化粧品を売っているわけですから、もちろん人件費がかかります。

 

化粧品にかかるコスト

化粧品を開発・製造し、販売するためには、以下のようなコストがかかります。

  • 原料
  • 容器
  • 生産設備
  • 人件費
  • 研究費
  • 品質保証
  • 販売ルートの確保 

化粧品を作り、発売するために必要なコストは内容物の原料、容器代だけではありません。

化粧品の安全性を担保するための研究、品質保証、化粧品を安定的に生産できる機械、化粧品を売るための営業活動、それらすべてに関わる人件費が必要です。

これらすべてをひっくるめて、最終的に利益がでなければなりません。お金儲けというとイメージが悪いですが、利益が出なければ会社としてやっていけませんし、化粧品は発展していきません。

化粧品の原価率

「化粧品の原価率は低い!ぼったくりだ!!」なんて言葉を聞いたことはありませんか?

確かに化粧品の内容物の原価率は低いです。特に化粧水の原価率は低く、数パーセントの場合もあるでしょう。なぜなら、化粧水はほとんどが水だからです。

 

原価率は高い方が良いのか?

「大手化粧品会社は、宣伝費にお金を使っているから原価率が低い」

「宣伝にお金をかけていない化粧品会社の方が原価率が高いから良い!」

ネット上ではこんな言葉もよく見かけますよね。

「原価率が高い方が良い」というのは、「焼き肉の食べ放題において良いお肉をたくさん食べた方がお得だ」という思考と同じなのでしょう。

 

しかし、実際は原価率が高い化粧品=良い化粧品ではありません。

さまざまなコストがかかかる中で、原価率だけが高いことに特に意味はありません。

 

もちろん効果の高い高価な原料も存在します。高級化粧品にはこういった原料が配合されていることも多いです。

しかし化粧品の良さは高価な原料が配合されていることだけではありません。

独自の技術の応用、皮膚科学の研究、徹底した品質保証やクレーム対応、知ってもらうためのプロモーションも良い化粧品作りの一環なのです。

いくら原価率を上げたところで、これらの努力をしないと知ってもらえないし売れません。

 

宣伝費が多い会社は悪?

大手化粧品会社は有名女優を起用して莫大なお金を使って宣伝しています。

それに目くじらを立てる消費者も少なくありません。

 

しかしそれと同時に、大手化粧品会社は市場が大きいので、1つ1つの化粧品にかけられるコストが大きくなります。

つまり、商品がたくさん売れるので、研究、宣伝、容器、製造、原料、色々なことにお金をかけられるのです。

消費者の目にとまりやすいのが宣伝費というだけです。

 

したがって、「大手化粧品会社の商品は宣伝費ばかりでぼったくり」ではありません。

 

 

プチプラ化粧品とデパコス化粧品どちらがいいの?

プチプラだから品質が低いわけではない

プチプラ化粧品だからといって、

「品質管理はテキトーでいいや」

「ちょっとくらい肌に悪いものを配合してもいいかな」

なんてことはありえません。

ちゃんとした会社なら、どの商品も平等に大切な商品として扱っています。

 

大事なのは、信用できる会社が作っているかどうかです。

 

デパコス化粧品の魅力

 「プチプラ化粧品で大丈夫なら、デパコス化粧品の存在意義はなんなんだ?」と思いますよね。

デパコス化粧品の魅力は以下です。

  • 他の化粧品にはない使い心地や効果を実感できる
  • 美容部員に特徴や使い方などを聞いて購入できる
  • 素敵な化粧品を使っているという満足感、高揚感が得られる

 

 デパコス化粧品は、特定の悩みに特化した効果を謳ったり、特別な成分を配合していたり、独自の技術を使われています。

プチプラ化粧品は、美容部員を介さずに購入するため、万人受けするような化粧品である傾向があります。

こんな化粧品がいい!というこだわりが強い人にとっては、デパコス化粧品がおすすめでしょう。

また、良い化粧品を使っているという暗示で、スキンケアがより丁寧になったり女性ホルモンが分泌されたり、肌に良い効果があるとも言われています。

 

化粧品の役割は効果だけではない

過去の記事でも書きましたが、 

shijimiblog.hatenablog.com

 

化粧品の役割は、美白やエイジングケアなどの美肌効果だけではありません。

効果だけで言えば、医薬品には敵いません。

(深刻な場合は医薬品や皮膚科を頼ることをおすすめします。)

 

化粧品には、清潔で美しく保つことで人生を豊かにする、ワクワク感を与えるという役割もあるのです。

 

ブランド力のある化粧品を使うことで気分があがる人もいれば、他の趣味にお金をかけたい人もいます。

 プチプラ化粧品とデパコス化粧品は、どちらを使えば人生が豊かになるかという視点て選ぶのがよいのではないでしょうか。

 

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化粧品会社で働いた経験から感じたことをまとめてみました。

私はいつも、有名な化粧品会社の安い化粧水についつい手が伸びてしまうのでした。

 

いやでも本当は高くておしゃれな化粧品もたまには使いたい。

 

 

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