美容液って何?使わないとダメ?
こんにちは!元化粧品会社研究員のしじみ(@shijimiol)です!
皆さんはスキンケアに「美容液」を使っていますか?
そもそも「美容液」って何?
化粧水や乳液と何が違うの?
使わないとダメなの?
そんな疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は美容液の定義や特徴について紹介します。
美容液の定義
美容液に公式な定義はありません。
正直、化粧品会社がそう言って売ってるだけです・・・
明確な定義がないため、化粧品会社によって独自の考え方があります。
→有効成分を与えて、肌の調子を整えるもの
- コーセー
→保湿機能とともにクリームや乳液のようなエモリエント効果を持つもの
- ポーラ
→化粧水と乳液の間に使うもの
また、日本化粧品技術者会では次のように記載されています。
美白、しわの防止や改善、にきび防止、皮膚賦活など明確な機能を備えている付加価値の高い化粧品.ある特定の効能・効果に特化した製品の総称.美容液の名称をもつ化粧品は古くからあるが、その重要性は年々高まってきている.その背景として、消費者が化粧品に求める機能が年々高くなってきていること、皮膚科学技術の進歩によって美白やしわ改善に効果のある成分が開発されるようになったこと、そしてそれらの成分を安定に配合する製剤技術が進歩したことなどがあげられる.剤型も、従来はとろみのある透明または半透明の液状が主流であったが、近年は乳液状やクリーム状のものも多くなってきた.
これらをまとめて簡単に説明すると、
化粧水や乳液にプラスして使用する基礎化粧品で、特定の悩みに特化したワンランク上のスキンケア
といったところでしょうか。
美容液の剤型
美容液は剤型の決まりは特になく、色々なタイプの美容液が存在します。
- オイルタイプ
- クリームタイプ
- 化粧水タイプ
さらに、使う順番も商品によって異なり、洗顔と化粧水の間に使う美容液もあれば、化粧水と乳液の間に使う美容液もあります。
美容液の役割
美容液の役割は主に以下の6つです。
- うるおい補給
- シワ改善
- 美白
- ニキビ
- Tゾーン用
- 日中用
言い回しや売り方に違いはありますが、だいたいこのような役割を持つものが多いです。
有効成分としては、ビタミンC、ビタミンE、ヒアルロン酸、コラーゲン、ハトムギエキス、コウジ酸、アルブチン、レチノール、トラネキサム酸、エラスチンなど配合している商品が多いです。
美容液の存在意義
美容液には公式な定義がありません。
つまり、「美容液ですよー」って売ったらそれは美容液なんです。
保湿、美白、シワといった特定の悩みに対して、「〇〇成分高配合なので効果が高いです!」っていう売り方をしています。
(より明確な効果を謳えるため、医薬部外品である場合も多いです。)
なぜこんな売り方をするのか?
それは、ターゲット層の拡大と、売り上げ増大のためです。
特定の悩みに特化した化粧品を売れば、消費者の層が広がりたくさんの人に使ってもらえますよね。
また、基本的なスキンケアにプラスオンで使うアイテムとして売れば、化粧水、乳液、クリームの売り上げを落とさずに新しいアイテムを買ってもらえますよね。
「〇〇エキス高配合だから、少量でもちょっと高価ですよー」って言いながら売ることができるのです。
美容液は使った方が良いの?
ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、美容液は決して無駄なものではありません。
化粧水や乳液、クリームよりも特定の悩みに特化したものなので、より大きな効果が期待できるでしょう。
シワが気になるならシワ美容液、乾燥が気になるなら保湿美容液を使うに越したことはありません。
少しでもきれいになりたい、解消したい悩みがあるなら美容液を使うことをおすすめします。
ただし、いくら効果が期待できると言っても、医薬品ではないので「治る」わけではありません。
医薬部外品であっても短期間で顕著な効果が出るわけではありません。
毎日のケアを続けることによって徐々に改善していくイメージです。
美容液は高価な物が多いので、使い続けることが負担になるようなら無理に使わなくても良いです。
また、高価な美容液を買うだけではきれいになれません。
正しい方法でスキンケアを続けるとともに、規則正しく健康的な生活を送る必要があります。
美容液を買う前に、食事、睡眠、運動などの生活習慣を見直してみましょう。
その上でプラスアイテムとして美容液を使うことがより効果的でしょう。
私はまず偏食をなおすところから始めます・・・
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